助産院で出産しました。 助産院とはどんなトコロ?

妊婦さんがお腹をさすっているところ子どもを産んでしばらく経ちましたが、わたしの出産は助産院での出産でした。

”将来もし自分が赤ちゃんを妊娠したら助産院で産みたい!”
妊娠もしてないのにいつからかそんな希望を持っていました。

というのも、助産院というのがどうやら自然の妊娠を経験出来る所だという情報が以前から入っていたからでした。

それまでは、出産は病院でするものだと思い込んでいました。というか病院以外の場所があるなんて思っていませんでした。

親から聞いた話などでは、昔は家に助産師さんが来て出産していた時代もあった。という程度でした。なので、助産師さんと出産を共にするのは昔の方法なのかも。くらいに思っていたほどでした。

 なんだかしあわせそうな助産院でのお産

そんな無知なわたしが助産院の存在を知ったのは、わたしの友達の友人が助産院で出産をしたという話を聞いた時でした。

出産のスタイルも自分の好み、出産時は家族や幼い兄弟の立会いもアリ、分娩台には乗らず畳の上で出産…
どのエピソードをとっても、わたしが知っている出産のシーンではなかった事でした。

”そんな出産の方法があるんだ〜!”と、ちょっとしたカルチャーショックでした。
それからいろいろと調べると、助産院で出産するという事は素で自然でありのままで、すごくしあわせなお産だという事を知りました。

当時子どもが欲しいなぁと思っていたわたしは、そんな助産院に憧れを抱いていたのでした。

未知な世界 助産院の見学

憧れを抱きつつ時が流れる事数年… 不妊治療をしていたわたしにやっとやっとやっとこさ、赤ちゃんを授かる時が来ました。そしてわたしはついに助産院の門をくぐりました。

まず電話で問い合わせをして、見学を兼ねたお話を聞きに行きました…。

助産院に入ると、室内の照明は暗めに落としてありました。これは助産院の室内には出産を終えて一週間ほど過ごすお母さんたちがいらっしゃるのですが、お産を終えたお母さんたちの眼は弱っていたり、産まれて間もない赤ちゃんに明るい照明は刺激が強すぎるから、室内の照明は常に落としているのだそうです。

そして、出産したお母さんたちが一週間ほど過ごす部屋は、畳のワンルームに洗面所と小さなテーブルとお布団があり、お産後の一週間を赤ちゃんとゆったりとリラックスして過ごすための環境づくりがされていました。

 はじめての妊婦健診 助産院でお産ができるのは?

はじめての妊婦検診では、診察室で2時間程助産師さんとお話をします。

●わたしが妊娠中やお産、産後についてどのような事を大事に考えているか?
●家族が助産院での出産を理解しているか?
●わたしの体や(お腹の赤ちゃん)が助産院で出産出来る状態かどうか?
●何か気になっている事はないかどうか?

などをじっくりゆっくりとリラックスした環境で話を聞いてくださいました。
そして最初の妊婦健診では、まず自分が助産院で出産できる状態なのかを知る事が大切です。

助産院で出産できるのは、正常な妊娠・分娩経過で

●逆子ではない
●多胎(双子)ではない
●帝王切開をしたことがない
●合併症がない
●胎盤の位置に問題がない
●感染症がない
●妊娠37週以降かつ42週未満のお産

の場合です。

妊婦健診 家族同伴でも受けられる

助産院でのお産が可能であれば、その後14回の妊婦健診を受けます。
(うち4回は医師による妊婦健診でした)

妊婦健診は妊婦さんが望めば、家族や信頼できる人も一緒に健診に参加する事が可能でした。

お腹の赤ちゃんに触れる場面では、まだ指の長さよりも小さな赤ちゃんの事をひとりの人として声かけをし大切に扱ってくれたのがすごく印象に残っています。

初めての妊娠はわからない事だらけで不安な事が多い中、ゆっくりと話を聞いて適切に答えてくださるので、リラックスした雰囲気で話が出来、嬉しく感じたのをよく覚えています。

その後、別病院の提携医師との健診を助産院の健診との間に挟みながら、異常がないか観察しつつ健診は進んで行きました。なので助産院にお医者さんはいないけれど、きちんと医師との健診も行いつつ進めていけるので安心感がありました。

 ひとりじゃなくみんなで赤ちゃんを迎えるお産

そしていよいよお産の時が来ました。

わたしは初めてのお産が助産院でのお産だったので、お産というのはこういうものだと思っていたのですが、後から病院で出産した友人の話を聞いて、助産院とのお産の違いに驚く事ばかりでした。

助産院でのお産は、照明を落とした畳の部屋で、信頼出来る家族がすぐそばにいて、助産師さんがずっとつきっきりで体をさすってくれて、自分の楽な姿勢で家族や助産師さんに見守られてお産をするスタイルでした。

痛い時は大きな声で痛いと言ってもいいし、納得するまで何度でもいろんな姿勢で挑戦してもいいし、音楽を流してもいいし、途中でご飯を食べてもいいし…
妊婦さんのあるがままを受け入れてくれる。といった感じでした。

病院でお産をした友人の話では、陣痛が来たら助産師さんが来るけれど遠のくとまた一人だったらしく、初めてのお産では状況がわからない事が多かった。との事でした。

病院のほうが緊急時は設備が整っているし、どちらがどうというのは人それぞれの価値観ですが、わたしの場合は安心した気持ちで過ごせるお産が心地よかったです。

いたれりつくせりの産後サポート

出産後、体をきれいにした後、赤ちゃんはすぐにわたしの側へ連れてきて頂いて、それからずっと体を寄せ合える幸せを感じました。

産後は、赤ちゃんと一緒に同じ布団で過ごせて、少し休みたい場合は預かってくれたり…
一人一人が心地よいやり方に助産師さん達が合わせてくれる。といった感じで安心した気持ちで過ごす事ができ、食事も一人一人の好き嫌いに合わせたメニューが提供されて、それがまた美味しすぎて食事が楽しみで仕方ありませんでした 笑

また洗濯も助産師さんがしてくださったので、入院中は何も不自由な事はありませんでした。
話をしたい時は助産師さんが来てくれて、とてもリラックスして幸せな気持ちのまま赤ちゃんと過ごした一週間でした。

さいごに。

全国の助産院がすべて同じとは限りませんが、以上に挙げた事と近い事や傾向はあると思います。

病院とは違いすぎる産後ケアや体制に驚きを覚えましたが、病院が悪いというわけではなく、病院が合う人もいるだろうけど、助産院のほうが合う人もいるだろうから、出産=病院ではなく、助産院でのお産という方法をたくさんの人に知ってもらえたら…というのがわたしの正直な感想です。

”産後うつ”というのが一時期話題になりましたが、お産をどう過ごしたかによってその後の子育てにも影響する。というのが最近の研究でわかったという話もあるので、これからの妊婦さんが迎えるお産は、自分が一番心地よいと思えるしあわせなお産であってほしい。と願っています。

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